今回は物件選びの際にチェックしておくべきポイントをまとめました!
記事の内容は至ってシンプルで、リノベーション出来ない箇所のチェックをしようです
リノベーションには、リノベーション「出来るところ」と「出来ないところ」が存在します
「出来るところ」は、どのみちリノベーションで変えてしまうのでもはやチェックする必要性がありません
例を挙げると、壁紙やドア、それらの位置や水回りの使用状況 などなど・・・
では、リノベーション「出来ないところ」とは何が考えられるでしょう
まず、立地や日当たり、採光、騒音などが考えられますが、第四章①と第四章②でも価値ある中古物件とは?ということで紹介していますので、そちらを参考にしてください
目次
ラーメン構造であること
これ、かなり重要です
マンションには大きく分けて、この「ラーメン構造」と「壁式構造」が存在します
専門的なことは覚えても仕方がないので、平たく言うと
ラーメン構造:柱や梁で建物がバランスを取っているので、柱や梁以外は自在に壊せる
壁式構造:建物のバランスを壁で取っている箇所があるため、その壁を壊すことが出来ない
リノベに向いてるのは言うまでもなく「ラーメン構造」ということが分かります
次に見分け方ですが、これも簡単(素人目に見ても明らか)です
以下図のように、間取り図に四角い黒塗りのブツがあればそれはもうラーメンです
逆に、なければ壁式となります(一部の壁が太めの線で表現されており、その壁は破壊不可)
物件探しをしている際に、ラーメンでない物件はリノベを考えると不向きなので無視しましょう
PS(パイプスペース)の位置
これも重要です
よく間取り図にPSと書いている箇所があります(賃貸でも書いてますが、私は生活に関係なさ過ぎて今回初めて意識した)
PSとはパイプスペースの略で、いわゆる水回りの配管です
キッチン、風呂、トイレの近くに必ずと言って良いほどその空間は存在します
基本的にそのPSから水回りは動かせないと考えておいてください
↓(縮尺めちゃくちゃですが)イメージです
PSにくっ付けた形での移動をイメージした方が良いでしょう
先ほど”基本的に”と言ったのは、一応PSから離して作ることが出来るからです
↓イメージです
ここでの制約としては、移動先までPSから配管を延ばさないといけないので、床を這わせる=床が高くなるという課題が出てしまいます
解決法としては、配管が通る部分に段差を付ける or 段差が嫌なら全体的に床を高くすることです
ただ、床が高くなるということは天井も近付きますからね、、窮屈な暮らしになってしまうので私はおススメできません
天井高と梁の位置
上記2点と違って、内覧時にチェックが必要になるポイントですが、天井は案外意識がいかないところです
リノベーションにより天井高を上げることができます
しかし、梁がある箇所はそれ以上高くすることができません
そのため、内覧時には梁の位置はしっかりチェックしておきましょう
写真に残すなり出来ると一番良いと思います
ちなみに、天井が下がってる部分は全部梁では無い可能性が多々あります
チェック方法としては、ドアをノックするようにコンコンしてみてください
文字で表現するのが難しいですが、梁はコンクリですので詰まっており音が響きません
梁でない箇所は基本、木の板があるだけで奥が空洞になっているのでちょっと響くと思います
梁の位置がどう影響するか についてですが、天井高が統一出来ないという点に影響します
例えば、玄関は天井を高く出来るけど、LDKへの入り口までは梁があって低くなり、LDKに入ってからは天井を高く出来る など(我が家の例ですがw)
間取り図を考える際に意外と制約になったりするので押さえておきましょう
居住中の物件を内覧する際だと居住者に気を遣ってチェックできない方もいると思いますが、向こう数十年住むかもしれない&高いお買い物なので勇気を出して隅々までチェックしましょう
チェックせずに後悔してしまうのは自分自身ですので・・・
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