連帯保証、連帯債務、ペアローン・・・
住宅ローンを借りる上で、それぞれの違いについて理解をしようとするわけですが、
結局どれも一長一短なわけで、最終的に今後の人生どうなっていくかも分からないので、困っちゃいますよねぇ
その気持ち分かります~(*^▽^*)
それぞれの違いについてはググればそこら中に詳しい専門家がたくさんあーだこーだ言っているので、
我が家はなぜ「ペアローン」を選択したのか?という視点で記事を書こうと思います
目次
ペアローンを選択した理由
前提
・夫、妻ともに収入は500万程度、30歳前後、子供1人
・物件の希望条件を満たす場合、リノベ費用を含めると4500~5000万程度必要
ペアローンを選択した理由
①住宅ローン控除が2人分受けられる
②固定金利と変動金利を組み合わせることができる
③双方に万が一があった場合、片方のローン残債が0になる
1つずつ解説していきます!
1. 住宅ローン控除が2人分受けられる
私たちは中古マンションを個人間売買(売主が個人)で購入したため、1人の名義で受けられる年間のローン控除上限額は2000万円の1%、つまり20万円となります
ローン名義を2人(つまりペアローン)にすることで、夫のローンに対する控除と妻のローンに対する控除をそれぞれ受けることができ、制度上の上限額は40万円になります
例えば、5000万のローンと仮定した場合、夫3000万、妻2000万の借入にすることで、初年度は夫・妻ともに20万円ずつで世帯としては40万円の控除を受けることが可能です(納税額により単純にはこうなりません。詳しくはこちらの記事参考に)
我が家は共働きで、それぞれがある程度の収入を得られているため選択理由の1つになりました
2. 固定金利と変動金利を組み合わせることができる
夫:3000万(固定金利)妻2000万(変動金利)など、組み合わせることができます
変動金利はかなり金利が低いですが、固定金利の低さも引けを取りませんw
ここで、ローンを検討する上で良く出てくる議論「どちらかが天に召されたら」が登場します
仮に夫が天に召されたら・・妻にも残債が残ってしまいますが、「金利の低い変動金利をセコセコと返していくだけで済む(被害最小限)」という考え方もできます
これが成り立つかどうかは、変動金利であれば5年ごとに0.25%ずつ金利が上昇しても妻の収入があれば返せるかどうか?を基準に考えると良いと言われています
我が家はこの基準で特に問題無さそうだったため、残債リスクを許容できるという判断になりました
補足しておくと、夫の生命保険(召されたら毎月決まった額が振込まれる)で充足できるという部分も判断の決め手になりました
※旦那さんが生命保険に入られてない場合は検討した方が良いと思います
3. 双方に万が一があった場合、片方のローン残債が0になる
いやいや、これデメリットやん って思いますよね。
それはあくまで完全なる奥様視点&旦那さんが自分のことをあまり深く考えてないだけかもしれません
たしかに奥さんが残される方が、収入面ではより厳しくなることが多いでしょう
でも旦那さんが残された場合、本当に夫婦合算レベルのローンを返せるでしょうか?
例を出しましょう
金利1%で5000万を借りると、月々約13万ほどの返済が必要で、マンションなら管理費/修繕積立金、固定資産税を合わせると約17万ほどになるでしょう
年収500万の男性の場合、恐らく手取り(天引き後)は多くて25万程度です
25万 – 17万 = 8万が月の生活費となります・・生きていけるでしょうか?
これをペアローンにするとこうなります
金利1%で夫3000万、妻2000万借りることにします
夫約8万、妻約5万程度に分散されます(↑上の例と同様、管理費や固定資産税を+4万程度)
この場合で同じく年収500万の旦那さん(月手取り25万)が残されたと仮定します
25万 – 8万 – 4万 = 13万が月の生活費となります
なんか生きていけそうですね
といった具合に、ペアローンのデメリットとして謳われている片方に残るローン残債も考え方によっては負担軽減にもなり得るのです
まとめ
ペアローンはよく「遺された方の残債は返し続けなければならない」がデメリットとして挙げられることが多いですが
それぞれが遺された時に月々返せる額を借入額に設定することで、家庭環境によっては負担を軽減することができるメリットとして考えることもできるのです
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ありませんけど
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